
こんにちは、フクロウ教授です。
今回はホンダの シビック(FL系) のリセールバリューについて解説していきます。
シビック(FL系)は2021年に登場した11代目モデルで、ハッチバックを中心に展開されています。
「走り」と「デザイン性」を両立したモデルとして高い評価を受けており、MT車が設定されているのも大きな特徴です。
2025年には「TYPE R Racing Black Package」が新たに追加され、タイプR人気はさらに加速。
国内だけでなく海外需要もあり、特に東南アジア地域では根強い人気を誇る一方、
リセールはグレードやトランスミッションによって大きく差が出る傾向があります。
この記事でわかること
- シビックの最新買取相場とリセール動向(2025年11月)
- グレード・ミッション別の相場の違い
- ボディカラーによる価格差
- 今売却すべきか、それとも待つべきかの判断ポイント
リセールバリューとは、購入した車を売却する際の再販価値を示す指標です。高いリセールバリューを持つ車は、購入後も価値が下がりにくく、高値で売却できる可能性があります。
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【2025年最新版】シビックの買取相場をチェック!
2025年11月相場
令和7年式(2025年)
| ガソリン | 新車価格 (万円) | 買取相場 (万円) | リセール (残価率) |
|---|---|---|---|
| LX(AT) | 354 | – | – |
| EX(AT) | 389 | – | – |
| RS(6MT) | 439 | 342 | 78% |
| TYPE R | 499 | 550 | 110% |
| TYPE R レーシング ブラックパッケージ | 599 | 585 | 98% |
| ハイブリッド | 新車価格 (万円) | 買取相場 (万円) | リセール (残価率) |
|---|---|---|---|
| e:HEV LX | 409 | – | – |
| e:HEV EX | 440 | 351 | 80% |
令和6年式(2024年)
| ガソリン | 新車価格 (万円) | 買取相場 (万円) | リセール (残価率) |
|---|---|---|---|
| LX(AT) | 344 | – | – |
| EX(AT) | 379 | 287 | 76% |
| RS(6MT) | 419 | 340 | 81% |
| TYPE R | 499 | 563 | 113% |
| ハイブリッド | 新車価格 (万円) | 買取相場 (万円) | リセール (残価率) |
|---|---|---|---|
| e:HEV | 398 | 307 | 77% |
| e:HEV LX | 399 | – | – |
| e:HEV EX | 430 | 345 | 80% |
令和5年式(2023年)
| ガソリン | 新車価格 (万円) | 買取相場 (万円) | リセール (残価率) |
|---|---|---|---|
| LX(AT) | 324 | – | – |
| LX(6MT) | 324 | – | – |
| EX(AT) | 359 | 282 | 79% |
| EX(6MT) | 359 | 296 | 83% |
| TYPE R | 499 | 552 | 111% |
| ハイブリッド | 新車価格 (万円) | 買取相場 (万円) | リセール (残価率) |
|---|---|---|---|
| e:HEV | 398 | 301 | 76% |
令和4年式(2022年)
| ガソリン | 新車価格 (万円) | 買取相場 (万円) | リセール (残価率) |
|---|---|---|---|
| LX(AT) | 319 | – | – |
| LX(6MT) | 319 | – | – |
| EX(AT) | 353 | 305 | 86% |
| EX(6MT) | 353 | 294 | 83% |
| TYPE R | 499 | 553 | 111% |
| ハイブリッド | 新車価格 (万円) | 買取相場 (万円) | リセール (残価率) |
|---|---|---|---|
| e:HEV | 394 | 292 | 74% |
令和3年式(2021年)
| ガソリン | 新車価格 (万円) | 買取相場 (万円) | リセール (残価率) |
|---|---|---|---|
| LX(AT) | 319 | 258 | 81% |
| LX(6MT) | 319 | 261 | 82% |
| EX(AT) | 353 | 299 | 85% |
| EX(6MT) | 353 | 286 | 81% |
シビックは「タイプR」が圧倒的に高リセール
FL系シビックの中でも、タイプR(FL5)は別格のリセールを誇ります。
2022年の発売直後に受注停止となり、現在もバックオーダーが続くほどの人気ぶり。
その“新車が手に入らない状態”が、中古相場を強力に押し上げています。
特にマレーシアではタイプRの需要が非常に高く、
ガソリンモデルとハイブリッドの差
タイプRを除くと、ガソリンモデル>ハイブリッドモデルというリセール傾向が見られます。
特にオートマ車は国内外ともに需要が高く、安定した高リセールを維持しています。
一方、ハイブリッドモデルは輸出需要が少なく、国内需要の相場が形成されるため、リセールはやや劣る傾向です。
主な輸出先と年式規制
| モデル | 主な輸出先 | 輸入規制・特徴 |
|---|---|---|
| タイプR | マレーシア | 登録12〜59ヶ月以内のみ輸入可(需要強) |
| タイプR | シンガポール | 登録35ヶ月以内のみ輸入可 |
| ガソリンモデル | マレーシア | タイプRほどではないが一定の輸出需要あり |
| ハイブリッド | UAE | 輸出需要は限定的、国内相場が中心 |



シビックは主要輸出国の年式規制がリセールに直結するため、
遅くとも5年以内の売却が高リセールの絶対条件です。


過去6ヶ月の平均買取相場の推移
以下は、令和4年式EXと令和5年式タイプRの過去半年間の買取相場推移をグラフにしたものです。
過去の価格推移を確認することで、現在の相場水準と今後の見通しを立てやすくなります。
令和4年式 EX


半年間の相場推移(EX)
令和4年式のEXは夏以降、高値圏をキープしながら安定推移しています。
業者オークションでは、半年前と比べて出品台数が減少しており、需給バランスの引き締まりが相場を下支えしている状況です。
令和5年式 タイプR


半年間の相場推移(タイプR)
令和5年式タイプRの相場は9月までは落ち着いた動きを見せていましたが、10月以降は上昇トレンドに転換しています。
流通台数が限られる中で、オークション成約率が依然として高く、需給バランスがタイトな状態が続いており、バイヤー間での競り合いが相場を押し上げている状況です。
中古車相場は日々変動しており、実際の買取価格は車両状態や装備内容によっても大きく異なります。
カラー別の買取相場の特徴
タイプRはスポーツカーらしいカラーが高リセール
- フレームレッド
- レーシングブルー
- ソニックグレーパール
といったスポーティーなカラーが、ホワイトやブラックパールよりも高値で取引される傾向にあります。
スポーツカーらしさを重視するユーザーが多く、カラー選びがリセールに直結しています。
タイプR以外のモデルは逆の傾向
一方で、タイプR以外のシビックでは万人受けするパールホワイトやブラックパールのリセールが有利です
逆に、レッド・ブルー・グレーなどのスポーティーなカラーは需要が限られるため、平均よりリセールが弱い傾向にあります。



タイプR=スポーツカーらしいカラーが人気
それ以外=定番のホワイト・ブラックが人気
と、モデルによって「リセールに強いカラー」が大きく分かれるのが特徴です。
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2025年11月リセールまとめ
- タイプRは圧倒的人気で、海外でも高い輸出需要を維持
- ハイブリッドよりもガソリンモデルが優勢な傾向
- ガソリンモデルはマレーシア向け輸出が中心で安定取引
- 10月以降、タイプRの相場は明確な上昇トレンドへ転換
- 中古市場での流通台数が少なく、需給バランスが良好
- タイプRは赤・青・グレーなどスポーツカーらしいカラーが高リセール
- タイプR以外のグレードでは、ホワイト・ブラックが根強い人気を維持



輸入規制の期限と人気カラーを押さえることで、売却額を最大化できるのがシビックの特徴です。

