
こんにちは、フクロウ教授です。
今回はランドクルーザー300(通称ランクル300)の最新買取相場とリセールバリューの動向を、業者オークションのデータをもとに分析していきます!
2021年にフルモデルチェンジを果たして以降、高い人気を誇るランクル300。
発売直後は受注停止・納期長期化が相次ぎ、中古市場でも新車価格を大きく上回る取引が続いたことで話題となりました。
そして、2025年3月には一部改良モデルが登場し、すでに業者オークションでも出品が確認されています。
主な改良点としては装備の見直しや仕様変更があり、今後のリセールにも少なからず影響を与えると考えられます。
「今が売り時?」「ディーゼルとガソリン、どちらが高く売れる?」「装備で差はあるのか?」
この記事では、そんな疑問を解消するために、2025年11月時点のオークション相場をもとに年式・グレード別に詳しく解説していきます。
この記事でわかること
- ランクル300の最新買取相場(2025年11月時点)
- グレード別・エンジン別(ガソリン/ディーゼル)のリセール傾向
- 輸出需要の影響や、装備によるリセール差
- 今売るべきか?待つべきか?の判断ポイント
リセールバリューとは、クルマを売却する際にどれだけ価値が残っているか(再販価値)を示す指標です。
特にランドクルーザーシリーズのような海外人気が高い車種は、国内需要よりも輸出需要によって相場が大きく左右されることがあります。


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【2025年最新版】ランドクルーザー300の買取相場をチェック!
2025年11月相場
令和7年式(2025年)
| ガソリン | 新車価格 (万円) | 買取相場 (万円) | リセール (残価率) |
|---|---|---|---|
| GX | 525 | – | – |
| AX | 563 | – | – |
| VX | 643 | – | – |
| ZX | 743 | 1057 | 142% |
| GRスポーツ | 783 | – | – |
| ディーゼル | 新車価格 (万円) | 買取相場 (万円) | リセール (残価率) |
|---|---|---|---|
| ZX | 773 | 1105 | 143% |
| GRスポーツ | 813 | 1037 | 128% |
令和6年式(2024年)
| ガソリン | 新車価格 (万円) | 買取相場 (万円) | リセール (残価率) |
|---|---|---|---|
| GX | 510 | 604 | 118% |
| AX | 550 | 679 | 124% |
| VX | 630 | 743 | 118% |
| ZX | 730 | 940 | 128% |
| GRスポーツ | 770 | 876 | 114% |
| ディーゼル | 新車価格 (万円) | 買取相場 (万円) | リセール (残価率) |
|---|---|---|---|
| ZX | 760 | 997 | 131% |
| GRスポーツ | 800 | 920 | 115% |
令和5年式(2023年)
| ガソリン | 新車価格 (万円) | 買取相場 (万円) | リセール (残価率) |
|---|---|---|---|
| GX | 510 | – | – |
| AX | 550 | 716 | 130% |
| VX | 630 | 752 | 119% |
| ZX | 730 | 945 | 129% |
| GRスポーツ | 770 | 859 | 112% |
| ディーゼル | 新車価格 (万円) | 買取相場 (万円) | リセール (残価率) |
|---|---|---|---|
| ZX | 760 | 934 | 123% |
| GRスポーツ | 800 | 883 | 110% |
令和4年式(2022年)
| ガソリン | 新車価格 (万円) | 買取相場 (万円) | リセール (残価率) |
|---|---|---|---|
| GX | 510 | – | – |
| AX | 550 | – | – |
| VX | 630 | – | – |
| ZX | 730 | 1026 | 141% |
| GRスポーツ | 770 | 879 | 114% |
| ディーゼル | 新車価格 (万円) | 買取相場 (万円) | リセール (残価率) |
|---|---|---|---|
| ZX | 760 | 918 | 121% |
| GRスポーツ | 800 | 872 | 109% |
令和3年式(2021年)
| ガソリン | 新車価格 (万円) | 買取相場 (万円) | リセール (残価率) |
|---|---|---|---|
| GX | 510 | – | – |
| AX | 550 | – | – |
| VX | 630 | – | – |
| ZX | 730 | 1242 | 170% |
| GRスポーツ | 770 | – | – |
| ディーゼル | 新車価格 (万円) | 買取相場 (万円) | リセール (残価率) |
|---|---|---|---|
| ZX | 760 | 951 | 125% |
| GRスポーツ | 800 | 851 | 106% |
ガソリンZXはリセール140〜170%!ディーゼルとの差とは?
ランドクルーザー300の中でも、ガソリンモデル「ZX」グレードは驚異的なリセールバリューを記録しています。
特に令和3年式・4年式では140〜170%という“新車価格を大きく超える”買取相場が実際に見られました。
この背景には、以下の要因が大きく関係しています。
- パキスタン向け輸出需要の強さ
- 同国は製造から5年以内しか輸入できない規制があるため、3〜5年落ちがまさに“輸出適齢期”となる
ガソリンZXは「3〜5年落ち×低走行」であれば、今後も高値で売却できる可能性が高い状況です。
一方でディーゼルの相場傾向は?
ディーゼルモデルは、当年〜1年落ちではガソリンと同様に高値で取引されており、
特に2025年3月の一部改良後モデル「ZXディーゼル(新車即出し個体)」は、業者オークションで高額落札が続き、強気の相場を維持しています。
ただし、3〜5年落ちではガソリンモデルの方がリセールで優位にありますが、
パキスタンの輸入規制(製造5年以内)が外れる6年落ち以降はディーゼルの方が安定すると予想しています。
年式が進んだ車両ではディーゼル特有の耐久性や海外需要がリセールの下支えとなります。
つまり、
- 中期(〜5年落ち)ならガソリンが有利
- 長期(6年落ち以降)ならディーゼルが安定
という構図が見えてきます。



長期保有を前提とするなら、ディーゼルモデルのほうがリセール面では安定感があるとも言えますね。


ガソリン vs ディーゼル|令和5年式ZXの相場推移を6ヶ月分で比較!
以下のグラフは、令和5年式ZXグレード(ガソリン/ディーゼル)の過去6ヶ月間の平均買取相場推移をグラフ化したものです。
ZX(ガソリン)


ZX(ディーゼル)


相場分析|ガソリンは安定・ディーゼルは不安定!?
現在2年落ちとなる令和5年式ランクル300は、全体的に高リセールを維持しており、急激な下落は見られません。
中でもZXのガソリンモデルは、3〜5年落ちが輸出市場で“最も評価されやすいタイミング”に近づいており、
今後もしばらくは高値を維持する可能性が高いと考えられます。
一方、ディーゼルZXはここ半年で一時回復したものの、業者オークションでの成約率が高い月と低い月の差が大きく、安定感に欠けるのが現状です。
ただ、極端な下落は見られず、ディーゼルらしく底堅く推移しているのが特徴です。



同じランクル300でも、ガソリンかディーゼルかで“売り時”が大きく違うのです。
まずは自分の車の今の価値を把握しておくことが損を防ぐ第一歩です。
装備の有無で100万円以上の差も!?リセールに直結する注目オプション
ランドクルーザー300はもともと高いリセールを誇りますが、特定の装備があると数十万〜100万円以上の上乗せ要因となります。
特に輸出市場では装備の有無が価格を大きく左右するため、買取時のチェックポイントになります。
| 装備 | リセール評価 |
|---|---|
| ルーフレール | 見た目の迫力と実用性が評価され、海外では高需要。装着価格以上の差につながることも。 |
| モデリスタエアロ | カスタム感と高級感を兼ね備え、中東市場で高評価。フルエアロ装着車はリセールアップに直結。 |
| ベージュ本革シート | 高級感のある内装として人気。ブラック内装より数十万円高くなるケースあり。 |
| TPWS(タイヤ空気圧警報システム) | 走行環境が厳しい国で特に重視される安全装備。条件付きで探すバイヤーも多い。 |
| 12.3インチナビ+JBLサウンド | 快適性・高級感の象徴で査定アップに効果的。装着率も高く安定した需要。 |
| リヤエンターテイメント | 富裕層が好む装備で海外で人気。装備の有無で査定に差が出やすい。 |
| クールボックス | 中東市場で根強い需要があり、装着車は有利に取引されやすい。 |
| リア電動デフロック | 走破性を重視する国で評価が高く、プラス査定につながるポイント。 |
総合的に見ると、メーカーオプションはフル装着しておくほど再販性が高まり、売却時に有利になります。
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2025年11月リセールまとめ
- リセールが最も高いのは「ZX」グレードのガソリンモデル
- 特に3〜5年落ちのガソリンZXは輸出市場での評価が高く、リセール140〜170%の事例も
- ディーゼルは短期的にはガソリンに比べてリセールが劣るものの、長期保有に向いている
- メーカーオプションはフル装着しておくほど再販性が高まり、売却時に有利
- 同じランクル300でも装備で100万円以上の差が出る可能性も



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