
こんにちは、フクロウ教授です。
今回は、40系アルファードの買取相場について、業者オークションの実データをもとにわかりやすく解説していきます。
40系アルファードは2023年の登場から、現在も中古車市場で大きな注目を集めているモデルです。
「40アルファードは本当に高く売れるのか?」「現在暴落してるのか?」
そんな疑問を持つ方に向けて、当サイト「中古車相場大学」では、実際の業者オークションデータをもとに、
2025年12月時点の買取相場とリセールの動向を徹底調査しました。
30系後期アルファードの最新相場についてはこちら▼


この記事でわかること
- 40系アルファードの最新買取相場(2025年12月時点)
- Z・エグゼクティブラウンジなど、グレード別のリセール傾向
- 現状の相場動向と今後の相場の見通しについて
- リセールに直結するオプションやボディカラー
リセールバリューとは、購入した車を売却する際の再販価値を示す指標です。高いリセールバリューを持つ車は、購入後も価値が下がりにくく、高値で売却できる可能性があります。
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では、実際に業者オークションの落札価格データをもとに、年式・グレード別のリアルな買取相場を見ていきましょう。
2025年12月相場
令和7年式(2025年)
| ガソリンモデル | 新車価格 (万円) | 買取相場 (万円) | リセール (残価率) |
|---|---|---|---|
| Z(未走行車) | 555 | 666 | 120% |
| Z(走行車) | 555 | 649 | 117% |
| ハイブリッド | 新車価格 (万円) | 買取相場 (万円) | リセール (残価率) |
|---|---|---|---|
| X | 510 | 601 | 118% |
| Z(未走行車) | 635 | 823 | 130% |
| Z(走行車) | 635 | 672 | 106% |
| エグゼクティブ ラウンジ | 860 | 871 | 101% |
※未走行車(走行距離100km以下)走行車(走行距離1,000km以上)
令和6年式(2024年)
| ガソリンモデル | 新車価格 (万円) | 買取相場 (万円) | リセール (残価率) |
|---|---|---|---|
| Z | 540 | 624 | 116% |
| ハイブリッド | 新車価格 (万円) | 買取相場 (万円) | リセール (残価率) |
|---|---|---|---|
| Z | 620 | 650 | 105% |
| エグゼクティブ ラウンジ | 850 | 804 | 95% |
令和5年式(2023年)
| ガソリンモデル | 新車価格 (万円) | 買取相場 (万円) | リセール (残価率) |
|---|---|---|---|
| Z | 540 | 601 | 111% |
| ハイブリッド | 新車価格 (万円) | 買取相場 (万円) | リセール (残価率) |
|---|---|---|---|
| Z | 620 | 608 | 98% |
| エグゼクティブ ラウンジ | 850 | 750 | 88% |
相場分析|12月は「HEVが軟調・ガソリンが上昇」という二極化
40系アルファードの12月相場は、ハイブリッドとガソリンで動きが大きく分かれる展開となっています。
ハイブリッドモデルは全体的に軟調
11月以降、ハイブリッド全体がやや下落傾向に入りました。
特にハイブリッド Xは11月から相場が大きく落ち込み、
先月のピークと比べて100万円以上下落が確認されています。
2025年の登場時は“新グレード”として注目され高値を維持していましたが、
流通量(供給)の増加が続いたことで一気に相場が崩れた形です。
ガソリンモデルは先月から回復傾向
ガソリンモデルは、11月と比較して相場が上昇方向に転じています。
特に、登録から12ヶ月に近づく令和7年1月・2月登録車は相場が強く、
ここにきて明確な上昇トレンドが見られます。
背景としては、
- マレーシアの輸入規制(12〜59ヶ月)
- 現在の円安
これらが好影響を与えていると考えられます。


過去6ヶ月の平均買取相場の推移
こちらではエンジンタイプ別で令和7年式Zグレードの平均買取相場をグラフにしました。
過去の相場推移を見ることで、現在の相場が高いのか低いのか、また今後どうなるのかを考察していきます。
令和7年式 Zグレード(ガソリン)


相場推移から見るガソリンモデルの現状
ガソリンモデルは、7月後半から下落基調に入り、その後ようやく持ち直しつつある状態です。
背景には、ガソリンモデルが大きく依存している マレーシア向け輸出の動きが深く関係しています。
マレーシア向け輸出が相場を左右する理由
ガソリンモデルはマレーシアでの需要が非常に高く、輸出相場に強く引きずられる特徴があります。
ガソリンモデルの輸出動向(マレーシア)
- 年間の輸入枠は 35,000台 が上限
- 上限を超えると追加関税が課せられるため、例年は 年後半に輸出が急減 → 相場下落につながる
今年は8月時点で上限に到達する見込み→9月末時点で約35,000台
この影響で、ガソリンモデルは7月以降明確な下落基調に入りました。
直近は下げ止まり → 回復へ
しかしグラフを見ると、秋以降は下落から安定推移へ切り替わり、11月頃から回復傾向にあります。
特に、
登録から12ヶ月に近づく令和7年1月・2月登録車の相場が強く、平均買取額も上昇しています。
通常、年末は中古車相場が弱くなる傾向がありますが、
今年は円安+輸出需要の高まりにより、ガソリンモデルは下落せず、むしろ回復基調となっています。
令和7年式 Zグレード(ハイブリッド)


ハイブリッドモデルの相場動向
※下記グラフは5,000km以下の車両データを基に算出 しています。
ハイブリッドモデルは、ガソリンモデルと異なりタイ・シンガポール向けの輸出需要が中心です。
そのため、秋頃までは輸出勢の動きが活発で、令和7年式を中心に相場が上昇する局面が続いていました。
しかし、直近ではその反動もあってか、
グラフのとおり相場が大きく下落に転じているのが特徴です。
ガソリンモデルと動きが異なる理由
ハイブリッドモデルはマレーシア向けガソリン車のように
「12ヶ月経過で相場が上昇する」 といった輸入規制の恩恵がありません。
そのため、
- タイ・シンガポールの需給
- 輸出業者の仕入れタイミング
- 流通量の増加
といった要素が直接価格に反映され、短期的に上下しやすい傾向があります。
直近の相場は“反動安”の色が濃い
令和7年式の大量流通と、輸出での一巡感が重なり、
11月以降は下落している状況です。
特に高値を維持していた未走行〜低走行個体も、
以前のピークに比べると明確に値を下げてきています。
アルファードのリセール必須装備まとめ
アルファードは装備の有無によって査定額が大きく変わるモデルです。
特に輸出需要で評価されやすいオプションをまとめました。
| 装備 | リセール評価 |
|---|---|
| パノラマルーフ(左右独立ムーンルーフ) | 装着の有無で30〜50万円の差が出ることも。コストパフォーマンス抜群の必須装備。 |
| ユニバーサルステップ | 装着車は相場でも優遇されやすい。※スペアタイヤと同時装着不可 |
| スペアタイヤ | 輸出市場で高評価。特に中東・アジア圏では必須条件になることもあり、査定額アップに直結。 |
| モデリスタエアロ | 20〜40万円ほどの差がつくことも。ただしオプション費用を上回るリセール効果は限定的で、デザイン重視の選択が無難。 |
| リヤエンターテイメントシステム+JBL | 快適装備として人気が高くプラス査定要素。ただしオプション代以上に跳ね上がることは少なく、あくまで好みで選択する装備。 |



アルファードでリセールを意識するなら、最低限「パノラマルーフ・ユニバーサルステップまたはスペアタイヤ」の2点は必須装備。
それ以外は好みや使用用途で選んでも大きな損はありません。
ボディカラーによるリセール差は?人気色を徹底比較!
アルファードのリセールにおいて、ボディカラーの選択は査定額を左右する大きなポイントです。
定番人気の「ホワイト」と「ブラック」、そして登場初期に“最強カラー”と呼ばれた「プレシャスレオブロンド」を比較してみましょう。
ホワイトとブラックはどちらが得?
| カラー名 | 新車オプション価格 | 傾向 | リセール評価 |
|---|---|---|---|
| プラチナホワイトパールマイカ(089) | +33,000円 | 定番人気・安定取引 | ★★★☆☆(安定) |
| ブラック(202) | 追加料金なし | 最新オークションでは高値傾向 | ★★★★☆(やや有利) |
令和7年式の最新データでは、ブラックの方が高く取引される傾向が見られました。
オプション代を含めて比較すると、リセール面ではブラックの方がやや有利といえる状況です。
“最強カラー”プレシャスレオブロンドの現状は?
| カラー名 | 新車オプション価格 | 登場初期の評価 | 現在の評価 |
|---|---|---|---|
| プレシャスレオブロンド(4Y7) | +55,000円 | 希少性が高く、50〜100万円高で取引 | ★★★★★(ブラックより数万〜十数万円高) |
登場当初は希少性の高さからプレミア価格で取引されていましたが、
現在は流通台数の増加によりプレミア感は落ち着いたものの、
依然としてブラックより数万〜十数万円ほど高く取引される傾向が見られます。
リセール面でも高評価を維持しており、上質感と差別化を求める人に人気のカラーです。
今から選ぶなら?
- 短期での売却を意識するなら「プレシャスレオブロンド」も有力候補。
→ 高級感と希少性のバランスが良く、リセール評価も高め。 - ただし、数年単位で乗る予定があるなら「ホワイト」または「ブラック」を選ぶのが無難。
→ 市場流通量が多く、長期的にも安定した需要が見込めます。
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車を少しでも高く売るには、自分に合った買取方法を選ぶことが大切です。
わたしがおすすめする、目的別に選べる3つのサービスをご紹介しますね!
車買取サービス比較
※スマホでは横にスクロールしてご覧いただけます →
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|---|---|---|---|
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2025年12月リセールまとめ
- 40系アルファードの買取相場は12月に入り“二極化”が鮮明に
ハイブリッドは下落基調、ガソリンは輸出需要の影響で回復傾向へ。 - ガソリンモデルはマレーシア輸出の再活発化で相場上昇
12〜59ヶ月規制に合致する令和7年1〜2月登録車が特に強く、
円安の追い風もあり12月は明確な回復局面。 - ハイブリッドモデルは一時の高値から反動下落へ
タイ・シンガポール向け輸出の勢いが一巡し、
11月以降は相場が大きく下がる傾向に。
高値維持の未走行Zもピークからやや調整。 - パノラマルーフは依然として“コスパ最強”の高評価装備
有無で20〜40万円の差が付くケースも多く、今月も人気は不動。 - ユニバーサルステップ・スペアタイヤは輸出での評価が高い
特にマレーシア向けでは装着車の査定が優位で、
ガソリンモデルのリセールを重視するなら必須級。 - モデリスタエアロは見た目重視。リセール効果は控えめ
データでも価格差は限定的で、デザイン価値を優先して選ぶのが正解。 - ボディカラーはブラックが堅調。ホワイトは供給増でやや劣勢
プレシャスレオブロンドはブラックより数万〜十数万円高く取引される傾向が続く。



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査定だけでも早めに取っておくと安心です。






