中古車相場は“輸出先”で決まる!国別の規制と人気車種を徹底解説【2026年最新版】

中古車輸出

こんにちは、フクロウ教授です。
今回は中古車輸出が買取相場に与える影響について、国別に詳しく解説していきます!

多くの方が「中古車の相場=国内需要で決まる」と思いがちですが、実際は“海外輸出”が中古車価格のカギを握っています。

この記事では、以下のような内容がわかります▼

この記事でわかること

  • 中古車輸出が相場に与える影響とは?
  • 各国の「輸入規制」「需要車種」「相場の傾向」
  • 車を売るときに知っておくと得する“輸出先の視点”
  • 輸出ニーズが高い車は? 何年落ちで売ればいい?

目次

中古車の輸出は誰がしている?

実際に輸出を行っているのは「輸出業者」や「外国人バイヤー」で、彼らが業者オークションで車を買い付け、海外へ輸出しています。

業者オークションで人気のある車=輸出ニーズが高い車。
つまり、輸出される車ほど高い買取価格が期待でき、リセールバリューが高くなるという仕組みです。

リセールバリューとは、車を売却する際にどれだけ価値が残っているかを示す指標です。

一般的には「買取価格 ÷ 新車価格 × 100」で算出され、数値が高いほど高額で売れる=お得ということになります。


マレーシア向け 輸出人気車種ランキング

順位メーカー車種名型式
1位トヨタアルファード(30系)AGH30W
2位トヨタハリアーMXUA80
3位トヨタアルファード(40系)AGH40W
4位ホンダシビックタイプRFL5
5位トヨタヴェルファイア(40系)TAHA40W
6位トヨタヴォクシーZRR80W
7位レクサスRX(20系)AGL20W
8位レクサスRX(10系)TALA15
9位トヨタヴェルファイア(30系)AGH30W
10位トヨタランドクルーザー300VJA300W

マレーシアの輸入規制と相場への影響

輸入対象は初度登録から12ヶ月〜59ヶ月以内の車両
 マレーシアでは、新車から1年〜5年未満の車両のみが輸入可能です。
 このため登録から12〜59ヶ月以内の車両が最も高リセールとなる傾向があります。

⚠️ 5年超の車両は基本的に輸入不可
 60ヶ月(=5年)を超えた車両はマレーシアへの輸出対象外となるため、国内買取相場も急落するケースが多いです。

人気はガソリンモデル+高グレード+装備充実車
 マレーシア市場では上級グレードや、サンルーフ/パノラマルーフ・エアロ付きなど装備が充実した車両が特に好まれます。

⚠️ ハイブリッド車の需要は限定的
 ハイブリッドモデルも輸出はされていますが、ガソリン車ほどの需要・価格は見込めないため、リセールを狙うならガソリン車が有利です。

ボディカラーも相場に影響
 ホワイトパールやブラックが特に人気で、相場も10〜30万円以上差が出ることがあります。


AP(輸入許可証)制度と相場変動

マレーシアでは中古車の輸入にAP(Approved Permit:輸入許可証)が必要です。
政府により年間発行台数は35,000台に制限されており、これを超えた場合は追加関税が課されます。

そのため例年、年後半は輸入枠が逼迫 → マレーシア向け輸出が鈍化 → 国内相場にも影響という流れが見られます。

昨年2025年は9月末時点で約35,000台に到達しました。

売却は、輸出需要が動き出す1月以降のタイミングを狙うのがおすすめです。


バングラデシュ向け 輸出人気車種ランキング

ランクメーカー車種名型式
1位トヨタカローラクロス
ハイブリッド
ZVG11
2位トヨタカローラアクシオ
ハイブリッド
NKE165
3位トヨタハイエースバンTRH200V
4位トヨタプリウスZVW51
5位トヨタエスクァイア
ハイブリッド
ZWR80G
6位トヨタカローラアクシオNRE161
7位トヨタカローラクロス
ハイブリッド
ZVG13
8位トヨタヤリスクロス
ハイブリッド
MXPJ10
9位トヨタノアZRR80G
10位トヨタカローラフィールダー
ハイブリッド
NKE165G

バングラデシュの輸入規制と相場への影響

輸入対象は製造年から5年以内の車両
登録年ではなく製造年が基準となっており、製造から5年を超えると輸入できません。

⚠️ 5年超の車両は相場が下落
製造5年を超えると輸出対象から外れるため、4〜5年目が高リセールでの売却チャンスになります。

比較的新しいハイブリッド車は人気
バングラデシュでは燃費性能の高いハイブリッド車のニーズが高く、4〜5年以内の売却が最も有利です。

⚠️ ガソリン車はあまり流通していない
ハイブリッド中心の市場のため、ガソリン車は輸出量・需要ともに限られます。

人気ボディカラーはレッド系やグレー系
ホワイトやブラックよりもレッド系やグレー系の方が高く取引される傾向があります。



パキスタン向け 輸出人気車種ランキング

ランクメーカー車名型式
1位トヨタライズA200A
2位ダイハツロッキーA200S
3位トヨタランドクルーザープラドTRJ150W
4位トヨタヤリスKSP210
5位トヨタランドクルーザー300VJA300W
6位ダイハツミライースLA350S
7位トヨタランドクルーザー200URJ202W
8位トヨタランドクルーザープラドGDJ150W
9位トヨタライズA210A
10位ニッサンNV100クリッパーDR17V

パキスタンの輸入規制と相場への影響

2025年10月1日から、パキスタンの輸入ルールが変更されました。

これにより、中古車市場にも大きな追い風となる可能性があります。

乗用車(2WD)も「製造5年以内」まで輸入可能に!

従来のパキスタン規制は以下の通りでした:

  • 乗用車(2WD) → 製造3年以内まで輸入可
  • SUV・4WD → 製造5年以内まで輸入可

しかし 2025年10月1日からは、乗用車も“製造5年以内OK”に拡大。
これにより、これまで輸出対象外だった 4〜5年落ちのコンパクトカーも輸出枠に入り、相場が上向く可能性 があります。

関税も段階的に引き下げ → 輸出がさらに活発化へ

今回の規制変更では関税の段階的な引き下げも発表され、
輸出コストが下がることでパキスタン向け中古車の需要はさらに高まると予想されています。

✅ ランクル300・プラドは3~5年目が狙い目

パキスタン向けで人気の高い ガソリンモデルのランドクルーザー300・プラド は、
これまで通り “製造5年以内” が輸入枠 ですが、

特に3〜5年落ちのガソリン仕様は、
“輸出適齢期”として 相場がグッと上がりやすい狙い目の年式帯になっています。



ロシア向け 輸出人気車種ランキング

順位メーカー車名型式
1位ホンダステップワゴン スパーダRP3
2位ホンダフリード(GB3/4系)GB3
3位ホンダヴェゼルRU1
4位ホンダフリード(GB5/6系)GB5
5位トヨタウィッシュZGE20W
6位スバルレヴォーグVM4
7位ホンダフィットGK3
8位トヨタライズA200A
9位トヨタヤリスクロスMXPB10
10位トヨタヤリスKSP210

ロシアの輸入規制と相場への影響

年式による輸入規制はなし
ロシアでは、年式や登録年による輸入制限がないため、古い車両でも輸出が可能で、幅広い中古車に需要があります。

⚠️ 日本政府による輸出規制に注意(2023年8月〜)
日本政府は、ロシア向けの以下の車両輸出を禁止しています:
・排気量1900cc超のガソリン車・ディーゼル車
・ハイブリッド車
・プラグインハイブリッド車
・電気自動車
・600万円超の乗用車

軽・コンパクトカーが主力
上記規制により、排気量1900cc以下の内燃機関車(ガソリン・ディーゼル)が中心に輸出され、フリードやステップワゴンなどが人気。

⚠️ 侵攻の影響により国内供給が不足
ロシアではウクライナ侵攻の影響で新車輸入が困難となり、日本からの中古車輸入が急増。そのため、一定の相場を維持しやすい傾向にあります。

「リサイクル税」の最新動向

ロシアへ中古車を輸入する際には、リサイクル税(Scrappage fee) と呼ばれる独自の税金が課せられます。
これは環境負担金のような位置付けで、車種や排気量によって金額が大きく変動し、
数十万円規模のコスト増になることもあるため、輸出時の重要なポイント となっています。

【2025年12月より】160PS超の車種はリサイクル税が引き上げへ

2025年12月からは、
「出力160PSを超える車種」を対象にリサイクル税が引き上げられました

この影響により、ロシアで人気の高い以下の車種

  • レヴォーグ
  • フォレスターなど

特にロシア向けで評価されている「ターボ系」「高出力SUV」は、
税負担の増加によって輸出需要が落ち込み、国内相場も下落しています


スリランカ向け 輸出人気車種ランキング

順位メーカー車名型式
1位ホンダヴェゼル ハイブリッドRV5
2位トヨタヤリスKSP210
3位ダイハツミライースLA350S
4位スズキワゴンRカスタムZMH95S
5位トヨタライズハイブリッドA202A
6位トヨタライズA210A
7位スズキワゴンRMH85S
8位トヨタヤリスクロス
ハイブリッド
MXPJ10
9位スズキエブリイバンDA17V
10位トヨタルーミーカスタムM900A

スリランカの輸入規制と相場への影響

昨年約5年ぶりに輸入再開された注目国!
スリランカでは昨年2025年に中古車の輸入が再開され、再び日本車への需要が急増。輸出先としての重要度が高まっています。

輸入対象は「登録から35ヶ月以内」の車両のみ
輸入規制により、登録から3年(=35ヶ月)以内の車しかスリランカへ輸出できません。
当年〜2年以内の売却が最も高リセールに繋がるタイミングです。

排気量1,000ccクラスの人気が高い
スリランカ市場では、低排気量の輸入関税が安いことから、ヤリス(KSP210)や軽などのコンパクトモデルが特に人気。

⚠️ 規制範囲が狭いため、車齢を過ぎると輸出不可に!
36ヶ月(3年)を超えると原則輸出対象外となるため、売却タイミングの遅れは大きなリセール損失に直結します。

ハイブリッド車の需要も非常に高い
環境対策の流れから、ハイブリッド車は特に優遇される傾向にあり、ヴェゼル ハイブリッド(RV5)やライズハイブリッド(A202A)への人気が集中しています。



UAE向け 輸出人気車種ランキング

順位メーカー車名型式
1位トヨタランドクルーザープラドTRJ150W
2位ニッサンノート e-POWERHE12
3位トヨタハリアーMXUA80
4位トヨタRAV4MXAA54
5位ニッサンセレナeパワーHFC27
6位トヨタランドクルーザープラドGDJ150W
7位ニッサンリーフZE1
8位トヨタプリウスZVW51
9位トヨタアルファード
ハイブリッド
AYH30W
10位トヨタエスクァイア
ハイブリッド
ZWR80G

UAEの輸入規制と相場への影響

UAEは“最終販売国”ではなく中継国
UAEへ輸出された中古車は、ほとんどが中東やアフリカ諸国へ再輸出されます。UAE自体で販売されるケースは少数です。

フリートレードゾーン経由で第三国へ
ドバイにはフリートレードゾーン(経済特区)が整備されており、ここを経由して周辺国へ再輸出されます。輸出業者にとっての集積拠点となっています。

改造やパーツ用途も多い
ドバイには、右ハンドル車を左ハンドルに改造する工場や中古パーツ商も多数存在しており、現地での「加工・転売」も盛んです。

⚠️ ロシア向け規制による“代替輸出”先に
2023年8月以降、日本政府による対ロシア輸出規制(1900cc超の内燃機関車やEV等の輸出禁止)の影響で、ドバイ経由での輸出が急増しています。

リセールは再輸出先のニーズ次第
UAE向けの中古車相場は、実際に再輸出される国の規制や人気車種によって大きく左右されます。


ケニア向け 輸出人気車種ランキング

ランクメーカー車名型式
1位トヨタハリアー(60系)ZSU60W
2位スバルフォレスターSJ5
3位トヨタランドクルーザープラド
GDJ150W
4位マツダCX-5KF2P
5位トヨタノアZRR70G
6位ホンダヴェゼルハイブリッドRU3
7位ニッサンノートeパワーHE12
8位トヨタカローラフィールダー
ハイブリッド
NKE165G
9位トヨタプロボックスバンNCP160V
10位トヨタハリアー(30系)ACU30W

ケニアの輸入規制と相場への影響

8年未満の車両しか輸入できない

ケニアは「初度登録から8年未満」の車両のみ輸入が可能です。
この“年式制限”が相場に影響します。

輸出時の年式ではなく、ケニア側で陸揚げ(到着)した時点の年式で規制が判断されます。

高年式よりも「6〜7年落ち」が中心

中東や東南アジア市場と異なり、ケニアでは高年式の車より

  • 6年落ち
  • 7年落ち(輸出規制ギリギリ)

このあたりの年式が中心です。

そのため、ケニア人気車は“7年経っても相場が底堅い” という特徴があります。

パキスタン規制の「穴埋め需要」が流れてくる

ランドクルーザー系などは、パキスタンの「製造年5年まで」の輸入規制から外れた6年目以降、
ケニア向けへ輸出される流れが強まっています。

しかし相場は大きく下落しますので、ランドクルーザー系は5年以内の売却がおすすめ


スリランカ需要での相場一例:ヴェゼル(ハイブリッド)

令和6年式ヴェゼルe:hev ZPLaY買取相場推移

スマホでご覧の方は、画像をタップして拡大できます。

スリランカ向け需要で発生した“ヴェゼルバブル”の実態

2025年2月、スリランカが約5年ぶりに中古車輸入を再開したことで、
登録から35ヶ月以内のハイブリッド車への需要が一気に高まりました。

その中でも中心となったのが ホンダ ヴェゼル(ハイブリッドZ)
輸入再開直後は“爆発的な引き合い”が発生しました。


⚠️ しかし、短期間で相場が急落…

需要急増と同時に、国内の業者オークションでは
新車即出し(納車直後の転売)や、1年落ちのヴェゼルが大量に出品される 状況に。

結果として…

  • 出品台数が急増
  • 成約率が低下
  • 流札(売れ残り)が増加

という悪循環が起き、
相場はピークから最大150万円以上も下落しています。

現在は明らかに “スリランカバブルの反動” が出ており、
スリランカ側の需要も落ち着いて“お腹いっぱい”の状態に入っています。


今回のヴェゼルの相場変動は、需要の一時的な集中がどれほど相場に影響するかを示す分かりやすいケース と言えます。

買取価格は「売り方」で大きく変わる!

中古車の買取価格は、どこに・どうやって売るかによって大きく差が出ます。
以下は代表的な売却方法の違いと、それぞれの特徴です。

売却方法特徴
ディーラー下取り新車購入時の下取りに便利ですが、業者オークション相場を反映していないことが多く、買取価格は低くなりがちです。手間はかかりませんが、高値は期待できません。
個人売買(ヤフオフ・ジモティー等)自分の希望価格で出品できますが、海外輸出ルートに乗らないため、輸出需要を加味した価格にならず、相場以下で売却してしまうケースも少なくありません。
一括査定サイト複数業者が一括で競合するため、輸出を見込んだ価格になる可能性が高く、最も高値で売れる可能性がある方法です。電話対応の煩わしさはありますが、価格重視なら検討の価値ありです。

中古車は「どこに売るか」で数十万円の差が出ることもあります!
特に輸出需要のある車種は、一括査定の売却が圧倒的に有利です!


おすすめの車買取サービス比較表

車を少しでも高く売るには、自分に合った買取方法を選ぶことが大切です。
わたしがおすすめする、目的別に選べる3つのサービスをご紹介しますね!

各国の輸入条件と相場傾向まとめ


国名輸入条件売却おすすめ時期傾向・人気車種
🇲🇾 マレーシア登録12〜59ヶ月以内1〜5年落ちガソリン高グレード、白黒カラーが高値
🇧🇩 バングラデシュ製造5年以内4〜5年落ちレッド・グレー系カラーが人気
🇵🇰 パキスタン製造5年以内
3〜5年落ちランクル系、ライズ、ミライースが高リセール
🇱🇰 スリランカ登録35ヶ月以内当年〜2年落ちヴェゼルハイブリッド、ヤリス、軽が主力
🇷🇺 ロシア年式制限なし(※輸出制限あり)制限対象外なら可小排気量車に需要集中、リサイクル税引上げ注意
🇦🇪 UAE制限なし(再輸出中継国)制限なし(中継用途)高排気量・左ハンドル変換で輸出増加
🇰🇪 ケニア登録8年未満6~7年落ちハリアーなどSUV系が人気

ここまで読んでくださったあなたは、もう「中古車価格は輸出国の影響で動いている」ことをしっかり理解できたはずです。

「そろそろ売ろうかな…」と思ったら、まずはいまの愛車の価値をチェックするのがおすすめ。
下取りではわからない相場を、プロの査定でしっかり見極めることが、高く売る第一歩です!


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